共通テスト「化学」全問解説

2022年度(令和4年度)大学入学共通テスト 本試

共通テスト「化学」詳しい解説:2021年度(令和3年度)大学入学共通テスト本試:タイトル画像(イラスト作成:ろぉな)


どこよりも詳しく、わかりやすい過去問の分析と解説(解説動画付き)

 どこよりも詳しい解説を自負し、2021年度のものも高い評価をいただいていたのですが・・・

 

すみません。力尽きました。

なんだかんだ言って、コロナの影響で生徒数が少なかった時期なので、できたことでした。

ここから先は、解説動画だけでお許しください。

 

可能な限り、文章による解説も加えます。


著作権を考慮し、問題の複製はせず、皆様のお手元に問題用紙がある前提で説明を進めています。

過去問は、大学入試センターで公開しています。

下のリンクからダウンロードしましょう。


第3問 無機物質の反応

問1 2つの試薬を区別する操作

イオン化傾向が大切ですね。

沈殿をつくりやすい組み合わせや、電気分解で各極で生成する物質の考え方も確認しておきましょう。


問2 組成式の決定

グラフから、必要な情報を取り出します。


問3a 酸性・中性・塩基性の決まり方

それぞれのイオンが由来している酸や塩基の強弱で決まります。


問3b アンモニアソーダ法

本当に大切なことは、中学理科で勉強しています。


問3c 化学反応の量的関係

意味さえとれれば、さらっと答えられます。


第4問 有機化合物の反応

問1 ハロゲン原子を含む有機化合物

手を動かせばわかる選択肢が、正解の選択肢です。

手を動かしましょう。


問2 ニトロフェノールとジニトロフェノールの異性体

これも、かいてみればわかります。

手を動かしましょう。

 


問3 高分子化合物についての記述

ポリエチレンテレフタラート、ポリ乳酸・・・どちらも重要な物質です。


問4a ジカルボン酸の還元反応の進み方

与えられた情報をしっかり読み取り、手を動かしてみることが大切です。


問4b 生成物から化合物の推定

物質量の比を見抜ければ速いです。 日々の練習が大切です。


問4c 異性体の数の調べ方

今回はありませんでしたが、かぶっているものがないかのチェックも忘れてはいけません。


第5問 有機化合物の反応

問1


問2a

問2b


問2c

問2d




以上です。ありがとうございました。

コメントなどいただけると、とてもうれしいです。

 

執筆:井出進学塾(富士宮教材開発) 代表 井出真歩

コメント: 3
  • #3

    Hot girl (水曜日, 14 12月 2022 08:17)

    Al2(SO4)3が加水分解して弱酸性になったら、H+が還元されることもありうるのかなと思い、心配だつたので質問させて頂きましたが、そのように考えておきたいと思います。お忙しい中、丁寧に回答してくださり、ありがとうございます。

  • #2

    井出進学塾 (火曜日, 13 12月 2022 13:47)

    to Hot girl さん

    (高校化学では、という話になるかもしれませんが、)
    一般に、強酸(ph<2)ならH⁺が(たくさんあるので)もとに水素に(上の式)、それ以外なら水分子が還元されて、それぞれ水素が発生(下の式)と考えます。
    ミョウバンAlK(SO₄)₂/12H₂Oを水に溶かすとphは3.5~4くらいだそうなので、下の式で考えてよいと思います。

  • #1

    Hot girl (火曜日, 13 12月 2022 09:18)

    第3問の問1ですが、AlK(SO4)2·12H2O水溶液を電気分解した場合の陰極の反応は、
    (2H+)+2e-→H2または
    2H2O+2e-→H2+2OH-
    のいずれになると考えればよいですか?